思想

バリのアニキ

2015年に僕がインドネシアのバリ島に行こうと思い立ったのは、アニキこと丸尾孝俊さんのことをお弟子さんが書いた書籍を読んで知ったからです。

いかにも元ヤンな感じの丸尾さんですが、大阪で暴走族のリーダーをしていました。確か2回ぐらい死にしそうな目にあっているはずです。
引退後はディスコの店長や経営コンサルタントをして、バリ島に来たのですが、その頃は、ほぼ一文無しだったそうです。
そこから不動産業を展開し、現在は日本円にして4000億円ほどの資産家になったそうです。その伝説の生き様は映画にもなっています。(『神様はバリにいる』)
JTBが「アニキ・ツアー」という企画をやっていまして、アニキに会って共に時間を過ごし、そこから何かを学ぶという企画だそうです。
僕は丸尾さんに会おうとは思わなかったのだけど、バリってどんなところだろうと思い、行ったのでした。
インドネシアは国民の9割ぐらいがイスラム教徒なのですが、バリ島はヒンズー教です。
それから、バリの伝統的なトイレではトイレットペーパーが置いてありません。シャワーが付いていて、それでおしりを洗うのです。でも、最近は海外からの観光客も多いので、ホテルやレストランではペーパーのあるところが多いようです。
空港の入国側のトイレには、ペーパーは置いてありませんでした。カルチャー・ショックに慣れてもらうために、あえてそうしているのだと思われました。
これを受け入れられるか否かで、バリ派とハワイ派に分かれるのだと思いました。