学習

力の源泉

世界の総人口に対するユダヤ人の比率は0.25%だそうですが、ノーベル賞受賞者の20%はユダヤ人だそうです。これがいかに驚異的な比率であるかは皆さんおわかりであると思います。

ビジネスの世界においても、前回ご紹介した石油で財を成したマーカス・サミュエルの他にも、一代で世界的な化粧品メーカーを創業したヘレナ・ルビンスタインや、国際金融ネットワークを創り出したロスチャイルド家、アジア貿易で令名を馳せたサッスーン一族等、沢山存在します。

彼らユダヤ人の無から有を生み出す力、どんな逆境からでも経済的に成功していく力の源泉は教育にあるようです。

ユダヤ人は本を大切にする民族と言われています。ユダヤの格言に、
「もしあなたが財産を売る必要に迫られたなら、金銀財宝や家や土地は売っても良いが、本は一番最後に手放しなさい」という言葉や、
「見知らぬ土地で初めて知った内容の本に出会ったならば、その本を故郷に持ち帰り人々に役立てなさい」
という言葉があるそうです。
ユダヤ人は本が古くなったからといって安易に捨てず、文字が読めなくなって役立たなくなった本は命あるもののように地中に埋めて埋葬したそうです。

ユダヤ人の思想から最もかけ離れた行為は「焚書」だそうです。それはユダヤ人を批判・非難する内容の書物であってもそうです。
自らは絶対に焚書をしなかったユダヤ人ですが、ユダヤ人にとっての知恵の書であるタルムードは、歴史の中で幾度も焚書の憂き目に会っています。これは歴史の皮肉かもしれません。
一番最後のタルムードの焚書はナチスドイツによって行われました。この時、ユダヤ人はタルムードを地中に隠して難を逃れようとしましたが、ほとんどのタルムードは発見され、焼かれてしまいましたが、一冊だけ見つからずに残ったので、現在、活字でタルムードを読めるのである、とのことです。

タルムードの特徴は、現在形で書かれていることです。これは、遠い昔に起こった出来事ではあるが、現在只今の、あなたにとっての問題でもあるのだという象徴なのだそうです。そして最新版のタルムードは最後に空白の1ページが添えられており、そこにはあなたが新たな1ページを書き加えて下さい、という意味なのだそうです。