人物

ギルガメッシュ

ギルガメッシュはメソポタミアの偉大な王ですが、彼もアヌンナキの血を受け継いでいる者だそうです。

しかし、アヌンナキと地球人の交配が進み、ギルガメッシュは「ほとんど地球人」という不思議な形容で語られています。

ギルガメッシュの側近、もしくは従者にエンキドゥという人物がいます。

「エンキのごとき業をなす者」という名のこの人物ですが、驚くべきことに、『エンキ書』では、彼は人造人間、つまりロボットであると書かれています。

「彼には血液が流れていなかった」、と。

以前読んだシュタイナーの本に、「ギルガメッシュとエンキドゥのコンビは、アレクサンドロスとアリストテレスとして転生した」と書かれていました。

しかし、エンキドゥがロボットなのだとすれば、ロボットに魂は宿らず、従って転生することも無いでしょうから、大碩学として有名なシュタイナーであっても、その語るところは論理的に「非」であると言えましょう。

思えば、ギルガメッシュにとってのエンキドゥは側近のようでもあり、友のようでもあります。

ムーミンにとってのスナフキンが時に友であり、時に人生の師であるかのように。