人物

もう一人の思想家

UFO問題について語るに際して、どうしても紹介しておきたいというか、触れざるを得ない人物、それがジョージ・アダムスキーです。

シュメール文明研究の大家として、当ブログではゼカリア・シッチンを紹介してまいりましたが、ゼカリアの思想がどちらかと言えばユダヤ思想の奥の院といった、きわめて宗教的な色彩が強いのに対して、ジョージの思考様式は全く異なります。

ジョージいわく、「自分はUFOや宇宙人に対して純粋に科学的見地から世の人々に紹介したいのであって、いかなる宗教、心霊主義、神秘思想とも無縁である」、と。

クールですね。このようなクールさを、私はしばらく忘れていたような気がするのですが、同じようなことを言う人に、人生では時折出会います。

ジョージの思想を学んだ人、そして、その人から学んだ人…と連綿と伝えられていったのかもしれません。

彼は非常に博識であり、宗教についても造詣は深いのですが、いわゆる「宗教的な人」ではなかったそうです。

悪戯好きで話好き。ある人の家に招かれ、そこの奥さんと朝、話していたとすると、昼になっても夜になっても、まだ話続けていた、ということ。

お金に対して無頓着。

講演旅行で世界中に出かけたのですが、旅先で招聘してくださった人がスタッフへのお土産を買えるようにと、ジョージに1000ドルほど渡したそうな。

お土産ショップで気にいった商品を見つけたようなので、会計を済ませてくるように促すと、
「僕はお金を持っていない」
「なんだって?さっき、1000ドル渡したじゃないか」
「ああ。それなら、先ほど道ですれ違った少年に、全額あげてしまった」

いつもこんな感じだったそうです。1万ドルでも、10万ドルでも、彼はそうしていたでしょう、とのこと。

お金にはいろいろな人の想念が積もっているので、どうもそれが耐え難かったらしいです。

かといって、彼が経済的に困窮したという話は聞かないので、世界中のファンが彼をいざとなったら助けていたようです。

常識に対して平然と異を唱える。

NASAは金星の表面温度を華氏800度(摂氏692.8度)と発表しましたが、これは事実を隠したい当局が捏造したデータである、と主張しています。

その表面温度が人間の血液が沸騰するほどの温度であるとするならば、何故アメリカは金星への有人探査計画に140万ドルもの予算を投入するのか。

矛盾も甚だしい。けれども、多くの人々はそのような問題についてそれほど関心が強くないので、いとも簡単に情報操作されてしまう。

真実はいずれ明らかになる。

そのように述べています。