行動

仮説を立てる

大島祥誉氏が提唱している仕事を進める上で大事な点は以下の3つです。

1.問いを発する
2.仮説を立てる
3.検証する

世の中に普及しているPDCAサイクルが4項目であるのに対して大島氏が主張しているのは3つです。

例えば、赤ちゃんがいるお母さんが授乳するのに必要な授乳スペースの確保が、お母さんのニーズはもっと多くの授乳スペースがあると便利なのになかなか普及しないという現状があるそうです。

そこで素朴な疑問として、「何故、授乳スペースの確保があまり進まないのか」という問いを発します。

理由としては、企業は「利益を生まないスペースを確保することには、あまり積極的ではない」という根本的な原因があると推測します。

そこで、「場所の確保があまり進まないのであれば、授乳が出来るような服で、なおかつ若いお母さん達がファッションを楽しめるようなファッショナブルな授乳服を作ったら売れるのではないか」という仮説を立ててみます。

このようにして出来たのが「モーハウス」という授乳服のメーカーです。

今では当たり前のように売られているポカリスエットですが、この飲料も、「点滴の内容物と同じ成分を飲料として開発したら売れるのではないか」という仮説に基づいて誕生したそうです。

筋の良い問いとそれを解決する仮説を立てると、それまでになかった商品が世に誕生し、新たな仕事が生まれていきます。