歴史

移民と富

別天地に飛び出し、彼の地で最も成功した民族としてはユダヤ人と華僑が挙げられます。
ユダヤ人、もしくはユダヤ系の子孫が創業した企業は非常に多く、皆さんよくご存じのあの会社も!この会社も!という状態で、調べると次から次へと出てきます。
華僑も世界中でビジネスをしています。

日本人も海外に移住して成功した人は何人もいます。
アメリカで「ベニハナ」というレストラン・チェーンを成功させたロッキー青木氏や、「テリヤキソース」を世に送り出した吉田ソースの吉田潤喜氏が有名です。

マレーシアでは国王から「タンスリ」(貴族の称号の一つ)を授与され、一部上場企業を含む「テクスケムグループ」50社を束ねている小西史彦(ふみひこ)氏という人物が活躍中です。

何故、移民が成功を収めるのか。
通常、言葉や民族の違いはハンディであると考えられがちですが、成功していった人々はそうは受け取らず、それをチャンスと捉えたから-そうとしか言いようがありません。

お金が無いからとか、学歴が無いからとか、成功出来ない理由を人は様々に説明します。多分、そう言うにはそれなりの根拠もあるのだとは思いますが、そのような状況をものともせず、成功する人は成功していきます。

「時間が無いから出来ないと言っている人は、時間があっても出来ない」という言葉があります。

『ロッキー』はイタリア系移民のボクサーの物語ですが、その後にマドンナが出てきて、その後にレディー・ガガが出てきました。
いずれも、「私も出来る」と閃いたからです。