思想

かくあれかし

テレビや映画でキリスト教徒が祈りに際して最後に「アーメン」と唱える場面を見たことがあると思いますが、これはいかなる意味なのでしょうか。

答えは、ヘブライ語で「そうなりますように」という意味です。祈りが叶えられますように、という意味ですね。

キリスト教徒はユダヤ人を長きに渡って迫害したのですが、祈りの最後に唱える言葉はユダヤ教の言葉をそのまま踏襲したのです。

そこに矛盾を感じるかどうかは人によっても違うのかもしれませんが、ユダヤ教の安息日は土曜日であるのに対して、キリスト教徒はユダヤ教徒と自分達を区別するために彼らの安息日を日曜日と定めました。

カレンダーの一番右が土曜日で終わっているのは、元来は安息日を忠実に守ったユダヤ教徒にとっての安息日が土曜日であるからです。

「祈りの言葉が成就しますように」と祈るごとに言葉を添えているのですから、祈りとは心からの願望なのです。

ある意味、世界で最も多くの人々によって唱えられた言葉の一つかもしれません。