思想

一週間の起源

『聖書』によりますと、神は天地を創る仕事を6日間で成し遂げたので、7日目を安息日とした、とあります。

『エンキ書』では、ニビル星人の調査団が6日間で地球に野営地を設営しました。この地は、エリドゥと名づけられました。そこで7日目は安息日とし、以後、毎週その日は仕事をせず神に祈りを捧げる日としたそうです。

最初に地球に来たニビル星人はアラルといいます。

彼は一人で地球に来ました。元は王でしたが、王位の継承に異議を唱える声も多く、正当な世継ぎを主張するアヌと裸で取っ組み合いをし、勝ったほうが王になろうではないか、という挑戦を受け、負けてしまいました。

その前の王がクーデターで群衆に揉まれる中、亡くなったので、そのような事態を避けるためにニビルを脱出したのです。

太陽系の話はニビルに伝わっており、彼は「空の二輪戦車(宇宙船)」に乗って地球を目指しました。ニビルの大気圏が減少しており、その修復には金を細かく粉砕して大気圏に撒けば解決できると考えたのです。その鉱物は「7番目の星(ニビル以外の外側から数える)」にあるという予測も彼は立てていました。

伝説ではニビルとティアマト(地球と月と小惑星帯に分離する前の名前)が衝突して現在の姿になる際、金の静脈が見えた、という言い伝えがあるからです。

地球に降り立ったアラルは地球の成分を分析し、金があることを発見しました。そこでニビルに通信装置を使って
「ニビルの命運は我が手中にあり。ニビルを救いたければ、我を再び王位に就けよ」と要求します。

アヌは議会に諮りますが、アラルにより詳しいデータを送ってもらい、金が本当にあるのなら、有志を募って金を採集し、その功績により王位に再び付いてもらおう。そして、再びアヌと取っ組み合いをし、勝ったほうが王となることを決めました。

調査団のリーダーにはエア(後のエンキ)が選ばれました。エアは50名の英雄と共に地球を訪れました。

そして野営地を設営するのです。