思想

安心立命の源

これについて学んでいると心が安らぐという瞬間が、誰にもあると思います。

仏教について学んでいる瞬間、とか。

聖書について学んでいる瞬間、とか。

今、私の手元に『はじめてのカタカムナ』(板垣昭子著、BABジャパン)という本があるのですが、私にとってはカタカムナについて学んでいると、非常に心が安らぐとわかりました。

カタカムナとは、1万年前から存在すると言われる日本語の元となった文字だそうです。

大きい丸と小さい丸、そして縦と横の線でもって48音を表します。

原子核の構造を示す図に似ていますが、驚くなかれ、古代の縄文人達は現代の物理学が到達した知識について熟知していた、という意見があるのです。

人類の起源がゼカリア・シッチンの主張するごとくニビル星から飛来した人々が現在のメソポタミア地域で文明を開始したのだとすれば、少なくとも宇宙船を動かすほどの技術は持っていたわけです。

そしてマーヴィン・トケイヤーの主張するごとく、ユダヤの失われた十支族が日本に来たのだとすれば、日本とシュメール文明は、その根底において繋がっていることになります。

カバラ数秘術について言及した折、私はすべての数字には意味があると書きましたが、言葉の音にも、全て意味があるそうです。

ひっそり、ひそやかな「ヒ」。

ふっくらふくらんで、ふえる「フ」。

物事の本質を表す「ミ」。

このように、48音全てに意味があり、表記方法は右回りの螺旋の渦巻状に書いていきます。

この世の大抵の言語を表記する時、縦一直線か横一直線ですが、渦巻きに書いていく文字というのは美しいですね。

こんな発想があったのかという驚きと共に、魂の郷愁を感じます。