環境

持続可能な社会とおばあちゃん委員会

最近、「持続可能な社会」という言葉を聞くようになりました。

これは、資本主義社会に生きる私達にとって利潤の追求は大事だけれども、その結果、環境破壊やモラルの低下によって文明が存亡の危機の立たされるのであれば、それは社会の設計自体に何かしら間違ったところがあるからだと言わざるを得ない、ということですね。

カタカムナ研究家の板垣昭子さんは、カタカムナと出会う前に、アメリカやカナダに留学したそうですが、ネイティヴ・アメリカンの文化にも親しんだそうです。

そして、白人がアメリカという国家を建設するに当たって憲法を制定したのですが、そこで謳われた社会規範は、実はネイティヴ・アメリカンが標榜していたものをほぼそのまま採用したのだ、と教わったそうです。

しかし、一つだけ採用しなかった制度があり、それが「おばあちゃん委員会」だそうです。

グランマ・コミッティですね。

つまり、おばあちゃん達の意見が最終議決機関として最高の権利を持っていたそうです。

命を生み、育むことが出来る人達が最も敬意を表され、その意見を傾聴されたのです。

見方を変えれば、おばあちゃん達が納得し、認めてくれるものであれば、それは本物だと言っていいのだと思います。

文明の中心は、1611年ごとに22.5度移動していく、という説があり、もっと短い時間で考えても、50年後も健全に繁栄出来る社会を、私達は設計していく必要があります。