思想

古今東西の占いの本

『ゾハル』という書があります。

これは「光輝の書」という意味で、ユダヤ教徒の間では「第三の聖典」と位置付けられています。

第一の聖典は『トーラー』(律法、つまり聖書。ユダヤ人にとっては旧約)であり、第二の聖典は『タルムード』です。

ゾハルの文中には人の髪の毛、前額、眼、唇、容貌、手相、耳について言及している部分があり、それぞれの特徴を持つ者の性格や運命について言及しています。

まさしく占いの源流のような部分ですね。

箱崎総一氏によると、カバラには瞑想的カバラと通俗的カバラがあり、箱崎氏が求道しているのは瞑想的カバラだそうです。

マドンナ姐さんが信奉しているのは通俗的カバラであると推測されるのですが、御本人に聞いてみないとわかりません。

いつか語り合う機会があれば、質問しようと思います。

中国の古典には『易経』があり、占い者の聖典であると思いますが、洋の東西を問わずそのような文献があるというのは興味深いです。

「手相は嘘をつかない」と言った占いの先生がいるのですが、味わい深い言葉であると思います。