政治

様々な価値観

箱田賢亮さんの著書を読んですぐにわかるのは、彼は反トランプという政治的主張を明確に持っていることです。
これは少々、意外でした。というのは、私は多少なりとも気骨のある人というのは、国籍を問わずトランプ支持であろう、という思い込みがあったからです。
何故、そう考えるに至ったのかというと、以前、私が信奉していた宗教の教祖が、トランプさんが大統領になる30年ほど前から著書に紹介するほどのトランプ贔屓だったので、今ではその宗教とも疎遠になってしまいましたが、その影響もあって、私はトランプさんは面白い人物であると思っていました。今でもそうかもしれません。
しかし、箱田氏に言わせるとトランプの就任以来、アメリカの分断は深まり、ヘイト・スピーチは彼の就任により、以前よりも25%も増加した、とのことです。
考えてみると、アメリカ人で民主党を支持している芸能人は多いので、教育界でも民主党支持者がいるのは当然のことだと言えます。
日本人は、自らの政治的主張を明確にする人というのは、あまりいないような気がします。
与党を批判していれば、何となくインテリのように見えた時代というのもあったのですが、竹村健一氏が批判したように、「自民党のやってきた事が全て間違いなのだとすれば、日本の今日の繁栄は説明がつかない」というのが事実であろうと思います。
菅総理の辞任に際して、今までお疲れ様でした。ありがとうございました、と言いたい。