仕事

30秒で3つの要点を話す

『マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣』の著者である大嶋祥誉(おおしまさちよ)氏は、世界最大のコンサルティング・ファームであるマッキンゼーに勤務していた時に、上司に仕事の相談をする時は「1分間だけよろしいでしょうか」とお願いし、30秒間で3つの要点について話すように教育されたそうです。

「エレベーター・トーク」という言葉があります。大手企業の社長や投資家がエレベーターに乗って執務室に行く間に、若手の有望企業家が自身のアイデアを喋って莫大な資金を調達するという話です。

そのような、映画の1シーンのような劇的なことが過去に起こり得たのかどうかはともかく、この話の元ネタはマッキンゼーの「30秒で3つの要点について話す」という習慣である、とマッキンゼーでは教えている、とのことです。

この話は非常に面白い。30秒で何を伝えられるのだろうかと私達は考えがちですが、TVCMでは15秒で何の商品かを説明し、それがいかに魅力的かをアピールし、購買行動に繋げることに成功しています。

話し方を聞けば、その人がどの程度仕事が出来る人なのかがわかります。

世の中にはいわゆる話好きな人というのがいて、休日に2時間でも3時間でも話すということがあります。親睦を深めるという意味ではそれも良いかとも思うのですが、現代人は忙しいので、ペライベートな場面でもやりたいことはいくらでもあります。

話が長い人というのは、おそらく仕事が出来ません。もしくは、仕事の生産性が著しく低いはずです。同じことか。