随想

変わりゆく街

お昼に目が覚めたので飯能の「カルヴァン」に行こうと思ったのだが、改まった服を着て行こうとアイロンをかけたりするのがおっくうでやめる。

カジュアルな服装でも大抵のお店は入れるものだが、自分のポリシーというか気持ちがまた今度にしようと。

実家に寄って来月の休みのシフトを母に伝える。

いつでもお酒を飲めるようにと歩いて実家まで行き、その途中で昔通った小学校でハロウィンのイベントが行われているのを見る。

ちなみに僕が小学生の時分は年中行事でハロウィンというのは無かった。

だって、異国の行事だから。

中学生の時に、進研ゼミの英語の教材で「アメリカではハロウィンという秋の行事があって、仮装をした子供達がお菓子をもらえる」といった紹介がなされていた。

海外で働く人や留学する人が増えて、日本でもハロウィンをしようということになったらしい。

今や、バレンタインよりも経済効果の大きいイベントだそうだ。

歩いて新河岸駅まで行く。

駅近くの昔ながらの喫茶店に行く。「神田珈琲園」というお店である。

クラシックがかかっている喫茶店なんて、久しぶりだ。

今どきのお店はAKBとか米津玄師さんとかがBGMである。

その後、電車で川越駅に出る。

コロナの頃より、だいぶ人が戻ってきて良かった。

駅では大学の文化祭のビラを配っていたり、れいわ新選組が選挙活動をしていた。

東口の「パンチライン・ガレージ」というお店に入った。

無国籍料理のお店だろうか。コロナの頃の改装前に行った記憶がある。確か外国の新聞を壁に沢山貼っていたような、そんな内装だったのだが、今回行ってみたら壁は赤い色になっていた。

カクテルと、魚介類の料理を注文。

川越駅は、随分と利用客が多いように思えた。

観光地として、さほど何かがあるとも思っていなかったのだが、人の努力というものは人を引き付けるものなのだろう。

久しぶりに電車に乗った。