随想

仁義と無頼

衆議院選挙では自民が15年ぶりに過半数を割り、自公でも過半数を割る記録的大敗となった。

予測出来なかったことではないけど、これほど票を減らすとは…という衝撃の結果である。

とどめの一撃となったのは裏金議員として非公認とした候補者にも活動資金として2000万円を支給したことであろう。

「それでは公認と一緒でしょう」ということで無党派層から敬遠されたようだ。

結局、誰がそれを決めたのかということについては、選対本部長の小泉新次郎氏は明言を避けた。

誰が決めたにせよ、何故そのようにしたのだろうということを慮ると、やはり政治の世界は義理人情だと思うので、世論の批判上、やむなく公認は出せなかったが、共に活動してきた恩は忘れておりませぬよ、ということだったのだろうな、と思う。

ちょっと面白いというか、すごいなと思ったのは、萩生田光一氏が裏金認定で公認されず、無所属で出馬したのだが、自民から餅代2000万もらえたのを、「それには及ばず」ということで返した、というニュースを聞いたことだ。

萩生田氏は若かりし頃、番長をしていたそうな。

そのような経歴の人が政治の世界に来ていたのですね。

ハマコーさんあたりで最後かと思っていたのだが、最後の無頼派かもしれぬ。