仕事

Engage!

箱田賢亮(けんすけ)氏の『プロフェッショナルリーダーの教科書』(あさ出版)という本を読んでいます。
箱田という苗字を聞いてピンときた人は自己啓発系のビジネス書をかなり読んだ人だと思います。
そう、賢亮さんはキャリア・コンサルタントの箱田忠昭氏の息子さんなのです。
1973年生まれ、神奈川県鎌倉市出身。そういえば、忠昭さんは海の見える場所に家を建てるという目標を紙に書いて貼っていたではありませんか。
コロンビア大学教授(教育学)で指揮者です。
箱田賢亮氏はリーダーの仕事とは部下のエンゲージを引き出すことである、と主張しています。
これは上意下達の軍隊型の組織行動とは異なります。
上司が部下に対して命令する組織は、部下は言われたこと「だけ」を忠実にするようになります。しかし、それ以外のことはしない。そして、言われたこと以外の案件に対して応用が効きません。
賢亮さんがアメリカの大学を卒業して音楽の教師になったばかりの頃、熱心に生徒を指導したのですが、思うように生徒の技術が向上せず、それは生徒の情熱と才能が足りないからなのだと当初は思ったそうです。
しかし、本当にそうなのだろうか。
本当の答えを探して、賢亮さんは教師を続ける傍ら、コロンビア大学の博士課程で教育学を学びました。
そこでは、スチューデント・センタードの教育が行われていました。
どういうことか。
従来の教育では、先生の教えることが正しい、という考えでした。
そこでの授業の特徴は、
1.様々な方法や答えが許されている。
2.授業中は、主に学生が話している。
3.”WHY”と”HOW”の質問が多い。
ということでした。
早速、賢亮さんは自分の授業にこの理論を取り入れたみたところ、生徒達は演奏の技術がめきめきと上達していきました。
賢亮さんはサライナ交響楽団の音楽監督兼常任指揮者に就任し、15年間で楽団のコンサート数を2倍、集客を3倍、年間予算を5倍に増やしました。