思想

ネオ縄文

僕が子供の頃の社会の授業では、縄文時代の次に弥生時代があって…という説明で、それは今でも変わらないと思うのだが、稲作を始める前の時代ということで、狩猟や採集をする時代というのは稲作よりも劣っているという認識が強かったと思う。

ところが最近の研究では、縄文時代というのは劣っているどころか、かなり凄いと主張する人々がいる。

一説によると縄文人は三角関数を理解していたという人もいるくらいなので、はて、そんなこともあったのかなと思うのだが、縄文時代はすごいらしい。

1万年ぐらい続いていたそうな。

現代人に、1万年続く社会システムを作れるかどうかである。

少年時代に共産主義は間違っていると認識して以来、大本においてその思想は変わっていないのだが、巨万の富を所有する人がいる一方で、食べ物に困ったり、着る服に困ったりする人がいるのだとしたら、それは何かが間違っていると思う人も後を絶たない。

そういう人も納得出来る世の中を作るとするならば、ネオ縄文という発想も大事なのではないかな、と思う。

お金を稼ぎたい人はいくらでも稼いで良いけど、あまりお金に執着していない人も生きていける世の中である。

心の片隅に、そっと置いておきたい考え方である。