思想

覇者の条件

ナポレオンは『孫子』の熱心なファンだったそうですが、ナポレオンが風水を学んでいた、という話は御存じでしょうか。

諸葛孔明や黒田官兵衛が風水を学んでいた、というのはなんとなくわかるのですが、ナポレオンが風水を学んでいた、というのは意外でした。でも、『孫子』がヨーロッパに伝わっていたのなら風水学の知識がヨーロッパに伝わっていても別に不思議ではないわけです。

風水は為政者が国家の運営を滞りなく行うための帝王学の一環として存在するものです。
中国の皇帝は歴代の先祖の陵墓をいかに正しく祀るかということに心を砕きました。

私がある風水の先生から聞いた話では、東京の地形には霊脈があるのだが、それを分断する形で高速道路を建設してしまった。だから現在、皇室に男系の御世継が生まれていないのである、と。

高速道路一本で、そこまで国家の命運が変わってしまうのだとすれば、私達はもっと真剣に風水を学ぶ必要があると思います。

アリババの創業者であるジャック・マー氏も、高名な風水師の指導を仰いでいると言われています。

風水はもともと帝王学の中でも門外不出の学問と言われてきました。統治する人と統治される人の人口比率で言えば、統治する人のほうが圧倒的に少ないのです。

私もいずれ、私の知る限りにおいてですが、そのような事柄を人に伝えていこうと思います。