人物

小池百合子伝説

家にあるが読了していない本というのはいくつかあるもので、今日は『小池百合子50の謎』(小池都政の政策を研究する会・徳間書店)を読んだ。

カイロ大学を本当に卒業したのかどうかというのは、ひとまず置く。

関西学院大学を1年生の時に中退して、エジプトへ留学した。

カイロ大学に勉強させて欲しいと直談判したところ、「アラビア語は話せますか」と問われた。

「いいえ。これから勉強します」と答えると、「講義はすべてアラビア語で行いますので、その状態では無理です」と断られた。

ここで諦めないのが小池さんのすごいところで、アラビア語の初歩を学ぶためにエジプトにあるアメリカ大学へ行き、学んだ。

そもそも、何故アラビア語なのか、という話になるのだが、それは父の教えが大きい。

父は、日本が何故戦争をしたのか、ということを娘に教えていた。

それは石油が欲しかったからだ。

平和な時代には、お金さえ払えば石油はなんぼでも入ってくると思うかも知れぬが、何かの理由で石油が途絶える可能性がないとは言えない。

そういう危機感というか、国際情勢に敏感な人として育って欲しい、と。

これが一つ。

それから、最初、小池氏は政治家になるつもりは全くなかった。

ただ、キャリアを描くに際して、英語は好きだったのだが、通訳として身を立てるにしても、英語が得意な人は世にいくらでもいる。

プラスアルファとして、もう一つの言語も勉強しておきたい。

他言語も学習対象として考えてはみたものの、あまりピンとこない。

そこで閃いたのがアラビア語だった。

当時、日本でアラビア語を学んでいる人はほとんどいなかった。

国連での使用言語の一つであり、使用人口もかなりの多数にのぼるのだが、日本で取り組んでいる人がほとんどいない。

ということで、キャリア選択としてアラビア語を選んだ。

後年、アラファト議長やカダフィ大佐との単独インタビューを成功させている。

この行動力が後に政治家として成功していく原動力になっていく。