思想

7の神と10の神

11000年ほど前にあったとされる大洪水後、アヌンナキ達はシュメールから始まった文明をエジプト、メソポタミア、インドの3地域で分割統治することを決定しました。

ノアに洪水が来ることを知らせたエンキと、その息子であるマルドゥクには統治権が譲られず、エンリル派がメソポタミアとエジプトを統治するという決定でしたが、マルドゥクはこれに抗議します。

両者の戦いは地球を二分するほどの大戦争に発展し、現在、砂漠となっている地域は、かつて古代に核戦争が行われた地域なのだと主張する学者もいます。

マルドゥクは最終的に勝利し、バビロニアの主神となり、エジプトで王朝を開始しますが、エジプトには2種類のカレンダー、すなわち太陰暦と太陽暦が併用されていたことをご存知でしょうか。

これは太陰暦よりも太陽暦のほうが実用的だし優れているので太陰暦は次第に使われなくなった、というような単純な話ではなさそうです。

新たな統治者となったラー、すなわちマルドゥクが、エンリル派の影響力を一掃するために新しいカレンダーを使い始めた、というのが真相のようです。

エンリルは別名、「7の神」と言われます。これを英語風の発音に変えると「エリザベス」となるそうで、これは「7の神」という意味だそうです。

これに対してマルドゥクは「10の神」と言われます。

次回はマルドゥクの弟、トトについて書きます。