地理

群馬紀行

仕事についてはあまり詳しく書けないのだが、自分の手には負えそうもない案件に遭遇し、どうしたものかと思いあぐねていた頃に榛名神社の声望を聞きつけ、参拝したのが一週間前だった。

その後、驚くほど状況が好転し、思い当たるのが榛名神社だった。

(そなたをあらゆる災厄と苦悩から解放してあげよう)というメッセージを受けたように思えたのだ。

霊験あらかたとは聞いていたが、これほどとは…!と思い、前回、到着が早すぎて閉門されていたので、境内に進めなかったので、今回は7時直前に着くくらいに行こうと思い家を出た。

6時48分に門前に着いた。

寒いので、空手の正拳突きの動作を80回くらいやっていたら58分に神主さんが門を開いて下さった。

本殿は工事中とのことで、別の社殿にて参拝した。

主宰神は火の神様だそうだ。

早く来すぎて、門前仲町がどこも空いていない。

榛名湖へ行き、榛名富士のロープウェイ乗り場まで行ったが、運行は9時からで、まだ7時台だった。

子供の頃、あんな高い山に登ったのだろうか。

伊香保に行くことにした。

365段ある石段を登ってゆく。

露天風呂に入ろうかと思ったのだが空くのが10時からで、まだ8時台だったので帰ることにした。

時々、観光協会の人や、地元の政治家みたいな人達とすれ違った。

熟年カップルや、若いカップルとも出会った。

どちらかというと、ある程度年齢のいった人のほうに人気があるみたいだ。

帰ってきた。

番外編で、地元の、かつて私が通った幼稚園を経営していたお寺に行った。

うかつにも、数年前に閉園したということを、つい最近になって知った。

一週間前に、スロープを登っていく見覚えのある割烹着(作業着?)を着た婦人の後ろ姿を見た。

パートの清掃員が、有り余っている割烹着を着て仕事をするように言われて着ていた可能性もなくはない。

しかし、閉園するくらいだから、人を雇う余裕も必然性も無いと考えるほうが理に適っているのではないか。

おそらくは住職の奥さん、そしてかつては自分も先生として勤務していた方が、作務をされていたのではないか、と想像した。

地域の子供達を守り育ててきたという矜持、そして、出来れば閉園したくなかったという言外の声を聞いた気がした。