学習

核融合炉

次世代の電力源として、核融合炉が注目されている。

研究自体は60年以上も前から行われているそうだが、早ければ2030年代には社会実装化、つまり実際に稼働出来る見通しらしい。

東日本大震災後、原発ではなく火力や風力で電気を賄うことが主流となったが、十分な供給量を確保出来ているとは言い難い。

これについて、「原発を推進しよう」という保守系言論人・団体の主張があったのだが、社会的潮流とまでは行っていないと思う。

「理屈ではわかっても、感情がついていかない」ということなのだろう。

核融合炉なら核廃棄物を出さず、暴走する心配もない。

一説によると、一度起動させると半永久的に稼働出来るそうで、「永久機関」を実現するものと言われている。

将来的には電気を無料で配ることが出来るようになる、とも。

フリー・エネルギーはニコラ・テスラの悲願だった。

日本の研究者のTVでの発言を拝見すると、「出来れば利権問題に対して、日本が主導権を握りたい」という本音、というか正当な権利が見える。

コンピュータのOSで、日本はトロンというOSを研究開発し、無料で配るつもりでいたのだが、日航ジャンボ機の墜落によって研究者達が亡くなり、その後、Windowsが世界を席巻した。

又、STAP細胞は偽りの発明とされ、後日、やっぱりSTAPは造れるのだ、ということが明らかになった場合、利権は他国に持って行かれる可能性が大きい。

日本は核融合炉の研究はトップレベルの実力があったが、利権は他国が持って行ってしまった…という事態は避けたいものである。

この話の行く末がどうなるのか、ということについて、密かに注目している。